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僕が今住んでいる町ソリアには、ヌマンシアというサッカーチームがある。
万年2部リーグだったが、今年から見事1部に昇格し、
開幕戦で今期絶好調のバルセロナ相手に金星をあげたりと、なかなか頑張っている。
(先週2敗目を喫するまでバルサは唯一の黒星が二部上がりのヌマンシア相手だった訳だ)
また、2年前、当時2部にいたヌマンシアには、
日本の放浪ストライカー、福田健二選手が所属しており、
福田選手はその年のチーム得点王、地元メディアのNo.1プレーヤーにも選ばれている。
ちなみに僕が今働いている学校は、福田選手の長女こまちちゃんが通っていた学校だ。
僕は同居しているスペイン人が新聞記者なので、たまに記者パスを借りて試合を見に行くんだけれども、
スタジアムが小さい。試合内容もイマイチ。一番盛り上がるのは相手チームの選手交代時のブーイング。
これが世界最高峰のリーガエスパニョーラなのか…。
と、初めて観戦した時は正直ガッカリした。
当時2部だったヌマンシアから、福田選手が移籍を決断した大きな理由が、
「チームのフロントは1部昇格を真剣に狙う気はない」という理由。
スペイン1部リーグに参戦するためには、スタジアム設備はじめ莫大な費用がかかる。
ソリアという町自体スペイン最小の県、経済力は最低レベル。
ソリアにもヌマンシアにもそんなお金は無い。
(あぁ、確かにこの町とチームの規模じゃ1部にとどまるのは厳しいのかもしれない。)
(今年は1部にいるけど、来年には2部に逆戻りだろうな。)
なんて他人事のように考えていた僕。
ところがどっこい。
今はこの、”ホームチーム”ヌマンシアに、物凄い愛着。
先々週観戦した時には、チームの実質的キャプテン・ナゴーレと、
司令塔バルケロに写真まで撮ってもらい、完全にヌマンティアーノ。
絶対帰るまでにヌマンシアグッズ買い占めてやるゼ。
しかし、当のチームはまさかの6連敗でついに最下位転落。
監督の交代も意味もなさず。このままでは降格確実。
ローマ帝国の支配に抗い続けた町”ヌマンシア”の魂を受け継いだ、
リーグ唯一の「全員スペイン人」チーム。
頑張れ。超頑張れ。
ただ、あくまで小さい町ソリアのチームなので、
選手の私服がダサい。超ダサい。