忍者ブログ
ユメギワのラストボーイ
[1]  [2
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。




まさか、連続でこんな記事を書くことになろうとは思っていなかった。

F1ハンガリーGP予選での、フェリペ・マッサのクラッシュ。

先週のサーティースの事故につながるところがあるんだけれども、

前を走っていたルーベンス・バリチェロのマシンから外れた、

サスペンションの一部(800gのスプリング)が、頭部に直撃、頭蓋骨損傷という大事故だった。

もしヘルメットのバイザー部分に当たっていたら、貫通して即死だったかもしれない。


前と同じようなことを書くけど、たった800gのスプリングが当たっただけで、

こんな事態になるっていうのは、やっぱ信じられない話に聞こえる。

もちろんドライバーの頭部を守るヘルメットは、

世界でもっとも厳しい安全基準を満たしたAraiのヘルメットで、決してそこに非はない。

時速300kmを超えるマシン、今回のマッサは270キロのスピードで走っていた訳で、

当然マッサ本人は責められない。

スプリングを落としたバリチェロとそのチーム・ブラウンGPにも、

その後の出走を認められた所を見ると、重大な整備ミスがあった訳ではないと思う。


今回のマッサとサーティースの事故を受けて、

F1のボス・相変わらず嫌われ者のバーニー・エクレストンも迅速な対応をするとは言っているし、

何らかのレギュレーションの改定が行われるんだろうけど、

正直今回(特にマッサ)みたいな、予想できない、防ぎきれない事故っていうのは起こりうるよね。


とにかく、マッサは命の心配はないことが救いかな。

今シーズンの復帰は厳しそうだけど、

奥さん妊娠中だし頑張って復帰して欲しいところだね。

---------------------------------------------------------------

ついでにハンガロリンクでのレースに一言書こう。


今シーズン前半、無敵に思われたブラウンGP (旧ホンダの遺産…)とバトン、

予想されていたとおり資金難に直面して、レッドブルや名門フェラーリ・マクラーレンの追撃を許している。

ポイントリーダーのバトンがラッキーなのは、

他の勝者がベッテル、ウェバー、ハミルトン…と、ポイントを分け合っている点。

もし今後、特にレッドブルのベッテル、もしくはウェバーが勝ち続ければバトンはマズイ。

けれど今の状況でそれはありそうにないけどね。

(チーム側がウェバーよりベッテルを優先するオーダーを出さない限りはね。)


ルノーのアロンソは惜しかった。チームのミスは本当にもったいない。

ただ、今回空力パッケージをアップデートさせたとはいえ、

今のルノーのマシンでポールを獲るっていうのはかなりスゴイ。やっぱりアロンソは速い。

同じマシンで結果を残せない、このGPがラストチャンスと言われていたピケJr. はいよいよクビかな。


同じようにチームメイトと比べて結果を残せない中嶋一貴、

残念だけどこのままなら来年のシートは厳しい。

フリーや予選では速さを見せてきているだけに、悔しいけどね。がんばれ。


このハンガリーGPから、

アルグエルスアリっていうクソ面倒な名前の18歳スペイン人ドライバーが生まれた。

これでトロ・ロッソはルーキーのブエミと合わせて、20歳・18歳というコンビになって、

完全にレッドブルのための若手起用だけど、この2人じゃ機能しないかな、さすがに。

というか、ブルデーを今解雇するくらいなら、初めから佐藤琢磨を選んでおけばよかったと思う。

日本人という贔屓目抜きにしても、

ホンダとジャパンマネーの存在、F1での経験とそのスタイル、TAKU人気を考えれば、

ブルデーを選ぶメリットは無いように思われたんだけどね。

まぁ選ばれたブルデー本人も驚いていたくらいだしね。


ダメだ、書き始めたらキリがない。

○トロ・ロッソが機能しない理由

○アロンソの凄さ

○シューマッハが速かった理由

ここら辺を次回まとめて書く(かもしれない)から、みんな予習がんばってね。


そういえば、マッサの代わりにシューマッハが出場するんじゃね?っていう噂もあるけど、

多分あのアゴさん(誉め言葉)が出たら優勝してしまうんじゃないか。





人気BLOGRANKING

拍手

PR



ヘンリー・サーティースというF2 (F1の下位カテゴリーの1つ) のドライバーが亡くなった。

ブランズ・ハッチでのレース中、クラッシュした違うマシンのタイヤが直撃して死亡。

パパのジョン・サーティースは元WGP(現MOTO GP)かつ、元F1世界チャンピオンで、

第一期ホンダF1でも活躍してた有名ドライバー。

彼本人も18歳という若さ、去年のフォーミュラ・ルノーでも総合2位、

F3や今年のF2でも調子が良かったし、悲しい事故だね。

死亡事故だし載せるのは気が引けるけど、一応ここで動画が見られる。(www.youtube.com/watch


動画を見れば分かるんだけれど、パッと見では死亡事故には見えないんだよね。

ただ、F2とはいえ200キロ近くのスピードで、

ブレーキなんかついたままの数十キロあるタイヤと衝突するんだから、

当然その衝撃はかなりのモンだろうし、もちろん避けようも無い。

なんて珍しい事故だって思う人もいるかもしれないけど、

実はこの手の事故は無い訳じゃないから、

F1や、多分アメリカのインディシリーズなんかではクラッシュ後にタイヤが飛ばないように、

タイヤはワイヤーでシャシーに繫ぐっていうルールがあるんだけど、

どうもF2には無かったみたいだね。


モータースポーツって、やっぱ危険なんだよね。

4輪でも2輪でも、フォーミュラでもハコでも。

日本でも風戸裕、高橋徹なんていう当時将来有望だったドライバーがレース中に亡くなってるし、

F1で言えば、15年前のアイルトン・セナもそうだ。(しかも未だに原因のなすりつけあい、裁判継続中)


ただ、もちろんレース運営側やマシン製造者もバカじゃないから、

ドライバーを守るマシン、ドライバーを守るレギュレーションになってきてる。

現にセナ以降(それ以前も結構長い間)、F1ではドライバーの死亡事故はなかった。

数年前のロベルト・クビサの事故や、ちょい最近のH.コヴァライネンの事故なんて、

「あれ、コレ、ちょっとヤバイんじゃない?」って思っても命は助かってる。

特に、スポーツというよりショー、エンターテイメント色が濃くなるアメリカのカテゴリー、

その中でもNASCARなんて救命処置のスピードが半端ない。

だから、最終周、トップ走行中に後ろから押されて壁に衝突、爆発炎上してもほぼ無傷、

事故ったドライバー本人も 「面白かっただろ?これこそNASCARだ!」 なんて興奮してたりする。

頭がおかしいんじゃないかとも思うが、それもマーシャルの消火活動の迅速さあってこそだ。


でもそんなNASCARを含め、まだ死亡事故は起こる。

こんな言い方はしたくないけれど、誰かが死ぬと、その後の安全性はかなり上がる。

今回の事故でF2のレギュレーションは改定されるだろうし。

でもセナが死んで、改良に改良を尽くされたF1マシンでも、

それこそ鳥やネズミを撥ねてクラッシュした例もあるんだから、

時速300kmの世界では何が死につながるか分からない。。


「 生きるならば、完全な、そして強烈な人生を送りたい。

  僕はそういう人間だ。

  事故で死ぬなら、一瞬のうちに死にたい。」


生前のセナの言葉なんだけど、セナは寂しいことにその通りになってしまったんだよね。

完璧主義で、特に因縁の相手プロストと比べるとナイーブだったセナっぽいセリフだけどね。


未来あるドライバーが亡くなったことが残念。

この事をきっかけにモータースポーツの安全性が上がることを願うのみだね。

RIP。




人気BLOGRANKING

拍手



カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
twitter
最新CM
[10/26 nacano]
[10/20 黒たい]
[10/11 nacano]
[09/11 黒たいちゅ]
[05/13 nacano]
最新TB
プロフィール
HN:
nacano
年齢:
36
バーコード
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析
あし@
忍者ブログ [PR]